Oh, my タリーズ


地元・高知県に4年前にできたタリーズ[Tully’s Coffee]に、
一度も行ったことがなかった。

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

今や、いろんなコーヒーチェーンが世間を賑わせているが、
中高時代はもうなかったことにして、大学生の頃はスタバなんて入ったことなかった。
自分の入ってよい場所だとは到底思えなかった。
だからその頃は、自分の行くコーヒーチェーンといえば、ドトール、一択だった。

もちろん、それらチェーンのどのコーヒー店に入るかは、
住んでいる場所にも大いに関係すると思うし、
 
それぞれのもつ店のカラーというのが少なからずあると思う。

実際、最初はドトール一択だったものが、
少しずつスタバも視野に入れるようになり、
社会人生活の中で行くようになったのがタリーズだった。

うまく言えないけれど、
ドトールとスタバが比べられる対象にあるとすれば、
私の中で、タリーズはもう少し離れたところにある。

いうならば、社会人の場所。
それが(私のなかの)タリーズ

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

さて故郷。

高知に一番最初にできたコーヒーチェーン店といえばドトールな気がする。
冒頭でなかったことにした自分の母校が街(いわゆる商店街アーケード)の近くにあり、
発見が早かったとも言える。

サンマルクカフェも(ドトール同様)自分が確認できるかぎりだと県内で1店舗しかないが
できたのは比較的早かったような気もして、
だから今も入りやすい印象があるのかもしれない。

そして大学時代、自分の入れる場所とは到底思えなかったスターバックスは、
当時まだ故郷にはなく、2007年に一度できればあとは数店舗立て続けに誕生した印象がある。
今や県下に7店舗を有し、どこも東京よりは息がしやすいのでやや行きやすい。

からの、タリーズである。

((間にコメダが数店はさまったりする。))

故郷・高知にタリーズが誕生したのが、
2021年。
(正しくは2013年、1店舗目が大学病院の中にできているけれど)

東京を離れて、UターンだかWターンだか分からないがこちらで暮らした期間も幾度となくあるので、
2〜3度、入店にトライしたことがある。

でも入れなかったのは、
わりと街から離れた場所にあるので、車があれば行くような場所で、
なぜか、毎回、駐車場が満車だったから。
決して、決して少ないというわけではない駐車場が。
(銀行と併設されているせい、というだけではないような気がする。)
 

コーヒーカップ仕切り線


2025年、何度目かの故郷の暮らし。
街の雰囲気もいろんな店がなくなったりできたり、
昔からある文房具屋の店主がスマホを見て時間を潰したりしていて、随分と様変わりしている。
そんな街を横目に通りすぎ何度目かのトライをしたタリーズ。

今回は夕方(併設の銀行が閉店した後)に行ったせいか、何台か駐車場の空きがあった。
(それでも少ないと感じるくらいの空きだったけど)

ぶじ車を停め、
地元のタリーズに、初めての、入店!

何かが違うような気がするタリーズ

・・・・・・・・・・・・
 

なんだか、
 

なんだろう、、、
 

雑い。
 

私のイメージするタリーズとは、何かがちがう。

tully's coffee イメージ
↑ 私のイメージするタリーズの一例(外観)

 
東京都内では、東の方、西の方、中央のあたり、いろんな場所でひと息つかせてもらったタリーズ。

その、どれともちがう、なにかがちがう、地元のタリーズ・・・

どれからもかけ離れたこの異様な景色。

入口から3歩歩いてすでにその異様なオーラを感じ取ってはいたが、
せっかくきたので一応店内をひと回りしてみた。
 

・ 学生が多い。

・ 8割が、勉強をしている。
 

もちろん、東京のタリーズにも学生は、いる。
でも、店内のおよそ半分が、学生、というイメージはない。
それにあまり見かけないどころか、いても大学生だ。ここにいるような、がっつり制服を着込んだ高校生ではない。

もちろん東京のタリーズにも、何かしらの勉学に勤しむ人は、いる。
でも店内の半分以上が何かしらのノートや教科書、ひいては紙類を開いて勉強に勤しむ姿を見たことはない。

 

岡八郎

/ べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばして、べっぴんさん

ならぬ

/ 勉強中、勉強中、ひとつ飛ばして、勉強中。

みたいな

そんなタリーズ。
 

席についた人の前に必ずといっていいほど開かれたノートとさまざまな種類のカラフルな蛍光ペンが目に入る。
 

ここは本当にタリーズですか?

 

心底帰ろうかと考えたが、
せっかく来た(ようやっと駐車場に車を停めることができた)ので、
しぶしぶ、注文をし、

一番入り口に近い席に座ってみる。

隣で仕事の会議をしているらしき5〜6人の団体も、
とにかく声が大きい。

それでもせっかくタリーズに来たのだから、
持ってきた本を開いて、文字を追ってみる。

本の中では ある男を探し求めて旅する男とその妻が、
島の浮かぶ森林の旅に出かけ、たどり着いた島の美しい生物たちと夜となく昼となく音楽とダンスで明け暮れている。


一方、こちらタリーズでは、隣の会議だけでなく、学生のおしゃべりだけでもなく、別の場所から異質な音が響きはじめる。
あの、スマホ / iPadなどから生のまま発せられる独特なあの音質。

もう無理だ。

本を閉じる。

せっかく初めてのタリーズに入店できたので、
店内を見渡してから帰ることにする。

あの、スマホ音はどこから。

きっと学生たちが勉強の休憩がてら、
何かしらの動画を楽しんでいるんだろう、
そう予想して学生たちを見てみたが、ちがった。

学生たちは皆、手元の携帯をそれぞれが見たり、
なぜかそれぞれがそれぞれのスマホを耳に当てていたり、
単にノートから目を離してのおしゃべりに興じていたりした。

じゃあ、あの音は・・・
 

タリーズにいたおじさん

おじさん、だった。

店の名前で勝手なイメージをするのはやめようと思う。
 

タリーズで読もうとして読めなかった本
著:エイモス・チュツオーラ,訳:土屋 哲

※ 今回のタイトルは、
なかったことにすると言った高校時代、
同級生が、食堂で自分の食券番号を呼ばれた時、
「Oh!my フラ〜ンク!」と言いながらフランクフルトを受け取った記憶に端を発しています。

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