日曜日の午前中は近所のコーヒーチェーン店でモーニングを食べる。
ホットドッグとコーヒーorカフェラテのセット。
ああ日曜でさえルーティンになってきてる気がする。
いつものメニューを注文し終わり、
一旦お手洗いに行って戻ると、
私の隣の席にリュックが置いてあった。
すいているのになんでわざわざ!?と思うとそれは
今レジで注文している海外の人のリュックらしい。
大柄でスキンヘッド風の、メガネをかけた肌の白い男性。
それにレジの女性は3人がかりで対応している。
私は私のホットドッグを受けとり、席へ。
しばらくして注文が事無きを得たらしい白人男性がななめ向かいの席へ。
Hi
と、声をかけるべきか迷う。
カナダで暮らしたことのある男の子が「向こうじゃ誰とどこですれ違っても“Hi”と挨拶するのが当たり前だよ、
それで私は怪しい者じゃありませんということを表して相手を安心させるのサ。」
と話していたが本当だろうか。
この人は一体どこからきたんだろうか。フランスでもすれ違う人に
ボンジュールと言うのだろうか。
しかし、もしこの方がカナダの方だとしても、
“日本に来ているカナダの方”ということを忘れてはならない。
「もう知らない人に“Hi”って言うの疲れた・・・」
という理由で日本に来ているのかもしれない。
その場合、私がこの人に“Hi”と言ってしまえば
「もうmeに居場所ないネー」となってしまうだろう。
ならば私は、日本らしく、堂々と前を見て、
相手をそっとしておく配慮を見せよう。
そう思ってホットドッグを見て、ケチャップとマスタードを丁寧にかける。
チラチラとこちらを見ているカナダだかフランスだかの男性も私に声をかけてはこない。
もしかしたら週休2日じゃ足りないという思いが私からはみ出ているからかもしれない。
家に帰ったら、もう1回寝よう。
そう思った私は日本らしさも忘れて立ち上がり、
残ったコーヒー立って飲み干し店を出る。

2014年3月30日
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