とある県の、文化財庭園にもなっている栗林公園に行ってきた。
2014年4月
入口入ってすぐ右手にある民芸館では
実際に今も木彫りの七福神を作っている職人さんが
彫刻刀を手に実演をしていた。
お客さんに「七福神は皆日本の神さまなんですか?」と聞かれて
「恵比寿さんだけ。あとは皆東南アジア。」
と答えており、後ろから盗み見&聞きしていた私も資料館パンフレットに
「七福神、恵比寿さんだけ日本。あとは東南アジア人」とメモをとった。
民芸館はいくつかの建物で構成されており、
もうひとつ奥の館に入ると、
60代だろうかしかし童顔で顔の長いきれいな女性がスーツを着て
受付に座っていて、こんにちは。どうぞご覧になって下さい。と入館者たちに笑顔で声をかけ、
入口入ってすぐのところに設置されている提灯を手を揃えて指し、
そちらうどん県ですのでうどんの提灯です。と言い、「うどんを、持ち上げております。」と
恐ろしく美しい声で見たそのまま丁寧な説明を添えてくれた。
右と左、
それぞれ二階建てで分かれる木造の建物のなかで、
右手2階の展示物の中には江戸時代から伝わるさまざまな伝統工芸品があり、
いくつかの籐でできた展示品のガラスケースの中に、
透明なガラス瓶に入った液体が置かれているのが気になった。
—— あれは、水だろうか、はたまたアルコールだろうか。
さっそく親切な受付女性に尋ねてみた。
するとやはり“保存状態”をよくするため、
瓶には水が入っているそうだ。
「そうなんですねぇ。」
保存のために水が必要なこともあるのかと感心していると、
受付女性は急に「ハッ!」と目を丸くして、
「水! なくなってましたか!!!?」
おどろかせてしまった。

2014年の日記
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