そういえば今年、BBQをやってないな!
そう思ったのは、
コメダでお茶をしていたら目の前で母がメールの通知を受け取り、
メールを開いて
「KさんからBBQの誘いや、11月1日やって。」
と言っているのを聞いたから。
その日、家に帰って夜、お風呂に入っているとき、
そういえば今年バーベキューしていないな。
私もその機会にあやかろうかな。
と思いついた。
というわけで今日、
私はあまり関係のない、
親の仲間たちのBBQに参加してきました。
その時の話。
庭に広げられたアウトドア用のテーブルには、
紙の取り皿やプラスチックのコップや寿と書かれた箸やこれから焼く肉や野菜が載せられていて、
目の前にはなぜか刺身が置かれていて、
どうやらこの家の主・兼・発起人でもあるKさんが数日前に釣ってきたものらしかった。
私の座ったアウトドア椅子の右横には大きめのバーベキューコンロ、
左隣に並んだテーブルの中央にも小さめのコンロがあり、そこでは3尾の鮎が焼かれていた。
そのうちの1尾をいただいた。
ちょうどKさんは目の前に座っていたので、
鮎って、頭から全部食べていいんですよね?
すでにかじったものの不安になり噛みくだしながら聞くと
かまんで。鮎は全部食べれるき。歯ごたえを楽しむ、とも言うね。
とKさん。
歯ごたえの部分は知らなかったので改めて口の中の鮎を楽しむ。
いよいよ肉も焼け始め、平行しながら鮎を食べる。
しっぽのところまで来て、
さすがにしっぽはあまり食欲をかきたてられないな、
でもKさんが釣ってきた魚だからKさんが全部食べてたら失礼かな、
そっとKさんの紙皿を見ると、しっかり鮎の頭部分とお尻部分を残していた。
Kさんはそんなに歯ごたえを楽しむタイプではないらしい。
じゃあ、いいか
そんな風に思って堂々と尻尾の部分を残した。
しばらくしてBBQ用の肉もずいぶん量が減り、
参加者のうちの一人が持ってきてくれた柿がきれいに剥かれてテーブルに置かれた。
どうぞ と差し出してくれたKさんに、
いやいやお先に と一手目を譲り、
次に柿を取る。
とてもみずみずしそうな次郎柿。
「少しやわらかいのが好み!」
と言って、厳選した柿を持ってきてくれただけあって、
熟れすぎず固すぎずのバランスと甘さがちょうどいい。
そんなバランスの良い柿を口の中で味わい、
そっと口から種を出すと、Kさんに
「種はやっぱり食べんがやね。」
と言われた。
あれは一体なんだったんだろう
11月1日

(なんとなく渋めのセレクトだった食材)



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