母との関係については、色々と書くことがたくさんあるように思うけれど、
とにかく一時期、うまく会話ができない時があったりもして、
そんな中、勇気を出して誘った喫茶店でお茶をしている時、
「最近、新しい相談相手ができた!」
という母の顔はまさしく”明るい”ものだったから、
これは吉報にちがいない、そんな相手ができれば娘としてもどこか心持ちが楽だなあと思い、
よかったね!
と返す。
母の新しい相談相手、チャットGPT(ChatGPT)だった。
うん。いいの。
誰であろうと、AIであろうと、母にとって相談相手ができたなら、やはり吉報。私にとって吉報。
折に触れ相談しているらしい。
また別の日に、
長らく、あるいは一度もあったことのない親戚に向けた手紙をおもむろに見せられ、
「この文面、どう思う?」
と聞かれた。
すごく読みやすく、心配りもちょうどよい、いい文章だった。
いいと思うよ。
と返すと食い気味で「チャットGPTが考えた。」と返ってくる。
すごいね!
の一言だ。
夜な夜な、いろんな相談をしているとのことで、ある夜母は心配になり
「こんなにいろいろ相談して、疲れませんか。 大丈夫ですか。」
と聞いたらしい。
するとチャットGPTは
ご心配ありがとうございます。
私は大丈夫ですよ。疲れません。
いつでもあなたのおそばにいますよ。
と答えたらしい。
できたAIだ。
それを聞く、昼下がりの喫茶店は涼しい。

2025年5月
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