今日は初めてお昼休みに外食をした！
ルーティンな毎日にイレギュラーな風！ルン♪
調子に乗ってオフィスに戻りがてら、
東京土産としても知られる「人形焼き」を買って帰ってきた。
会社に手土産！ルン♪
まだ他の人に分けてあげるようなコミュニケーションはないけれど、
引き出しの中にいよいよＯＬらしいものが入ったことに満足する。
そして15:00がやってきて、誰に言われた訳でもないけど
いつになく強気な私はそっとデスクの引き出しをあける。
― オフィスにはなくても、全国的に、３時はおやつって決まってルン！
人形焼き。
ビニール袋の中で紙で包まれたビニールパックの中の人形焼き。
３重包装の贅沢。
ニヤニヤしながら一人ガサゴソする。
あっ！お茶お茶！
と思い、一度あけた引き出しをまた閉めて
お茶を入れに行く。
温かいインスタントの煎茶を両手で持ってゆっくりとデスクへ。
やはり日本の心はお茶ですね〜。
さっき戻した引き出しをまた引いて、
極力目立たぬよう、引き出しの中で開封を行う。
ガサゴゾガサゴソ、、
そうして渋い顔した人形焼き（こしあん）をひとつ掴み、取り出す。
贅沢！
そして一息！
そして心して、一口！
・・・美味しい。
しっかりした甘みが頭の中まで広がる。
しかし広がる甘みの中で、私は気づいてしまう。
― 私、今、目立っている（気がする）！
脳内が初日の出来事をフラッシュバック。
「これ、え、よかったら。」
例のランチを食べ終えた午後、職場で上司がくれたのは
水色の銀紙で両端を絞って包まれた、小ぶりのお菓子だった。
おそらくこれも彼なりの歓迎の形なのだろう、
ありがたく受け取り10粒ほどのそれらを引き出しの中にしまう。
その数時間後、女性社員Ｂが私のデスクを通りすがりに
「休んでください。」と言って、
机の上に何かをポン、置いていってくれた。
水色の銀紙に包まれたお菓子だった。
（ あ、これ、、同じ。 ）
私は数分間、混乱に陥ったが、
（どちらかがどちらかにもらったものを、私に！？
二人はデキてる！？、など）
お菓子が１個増えたことだけ喜ぼうと袋を開けると、
中身は直径１cmほどのチョコで、
チョコの中にはアーモンドが入っていた。
・・・
そして時は経ち、私は今人形焼きを食べている。
そして一口目を食べて、周囲からのオーラで何か重大なことに気づきそうになっている。
上司と女性社員Ｂがくれたチョコ、
斜め前に座っている女性社員Ｃがたまに舐めているのど飴、、
もしも職場に、
あるいはオフィスに、
暗黙の了解があるのなら、どうか明文化してほしい。
『 おやつ可。但し直径１cmまで。』
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