派遣OLの私が、社内の人間に聞かずに、
極力自分一人の力で解決しようとすれば、
引き継ぎの資料を見るしか手がかりはない。
そしてその資料には
「最後、◯◯ファイルに綴る」と書かれてはあるが、
その「◯◯ファイル」がどこにあるかは書かれていない。
かゆいところに手が届かない!!
私のデスクの背後にはスライド式に前後合わせて10以上ある、
大量のファイルが納められたスチール製の書庫がある。
ここで言っておくが、派遣のOLには、どこか人の家に来た感覚がある。
そして、いつも何をするにも遠慮してしまう。
人様の家に行ったときも、
急に梅干しが食べたくなったからといって冷蔵庫を開けたりはしないだろう。
今、突然派遣OLの私が立ち上がり、
全ての書庫を開け調べ始めたら
怪しまれるかストレスがたまっていると思われるかのどちらかだろう。
だから今日、開けれたのは2つ。2つの棚。
棚を開けておいて何も取らずに席に戻るのも不自然といえば不自然だが、
書庫を閉めて席に戻るとき
「ん〜、ないなぁ〜。」
と小声で言っておいたし、
2つならば怪しまれることもストレスがたまっていると思われることもないだろう。
「待つ」ということの大切さに去年ごろから気づき始めたのだ。
2014年2月18日
(( 2025年現在、周囲はとくに何も思っていなかっただろうということがわかる。 ))
たしか、こんな棚だった。もしかしたら上下にも分かれていたかもしれない。

ロッカーと同じ材質だから、
すごい音が出せるよ!
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