聞きたいことも聞けなくて 1


人に聞けない。

隣の人に、質問できない。

直属の上司が全ての業務を判って、全てを教えてくれたらよい。

「でもこの件に関しては知らない。」とかって言う。
「引き継ぎの資料でなんとかしてください。」とかって言う。

でも私、分からない。

引き継ぎのエクセルの資料だけではカバーできないこと、やっぱり出てくる。

だけど、聞けない。
隣の人に、聞けない。


「これはどこにありますか?」

「これはこういうことですか?」

「これはペンですか?」


まるで英会話だ。簡単なことも聞けない。
分かってはいる。こういう場合、 自分から飛び込んでいくことが大切なのだ、と。
問題は「勇気」だ。しかし大量の勇気がいる。
カルロスゴーンはすごい。
“競争相手がたくさんいることが幸せ” とまで言っている。
私は競争以前の問題だ。
競争してもいない相手に質問さえできないのだから。
結果、固まる。顔がムッとする。困っているからだ。

それを周りはどんな風に思っているのだろう。
“できる女”に見えているのだろうか。
あの人は一人で何でもできるのだなぁ、とでも? まさか。

真意は質問されることもないから分からない。

カルロス・ゴーン

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