昨日の続きです→「 西武新宿線の森 」
(前回のまとめダイジェスト:
電子レンジ前で突然話しかけてくれた別の部署の男性社員は
体操のお兄さん風の顔をしてた。
話の中で、西武新宿線の森なんとか、という場所(駅名)が思い出せなくなり、
お兄さんは頭をコンコンしてみたものの、思い出せないままその昼が終わる。)
翌日の朝、
偶然にも昨日の体操のお兄さん顔の男性と
同じエレベーターになった。
別の会社の人が途中の階で降りて、
私達はオフィスのある最上階まで2人きりになった。
というかそれまで私は誰が乗っているか、
「おはようございます。」
と声をかけられるまで気づいていなかった。
(私は派遣社員で、誰が関係者でどのような人かさえ知らないから
極力人を見ないようにしている)
お兄さんに気づいて「おはようございます!」と答えて、
二人きりであることにも気づいて、
私達の目指す最上階までの間に
「昨日の駅名、思い出しましたか?」
と聞くべきか、やっぱり否か、とか考えていると、
「思い出しましたよ、昨日の。」
とお兄さんの方から言ってくれた。
「何だったんですか?」と聞くと
「森下!森下だ!!」
とお兄さんは言った。
まさか「森」が思い出せて
「下」だけ思い出せないなんてことあるんだろうか。
西武新宿線が全く関係なかったことはこのさい置いておいても、
「もりした」
平仮名にしたら4文字の内の2文字、
50%が思い出せて50%が思い出せない。
「スケバン」なら「スケ」、
「ごろつき」なら「ごろ」、
「こめかみ」なら「こめ」。
「下だけ思い出せなかったんですか!!?」
私も素直に驚きを表現すると、
「いやぁ。上か下か迷っちゃってさ。」
と、なぜかお兄さん調子に乗っていた。
(2014年、OLになって13日目の話)

コメント