※ 黒 = コーヒー
少なくとも、20歳のときは
コーヒーがあまり得意でなかったと記憶している。
成人式の日、幼なじみの実家の飲食店で、その子のお父さんが
コーヒーカップに入ったコーヒーを出してくれたのを憶えている。
そこにスティックシュガーを数本溶けきれないくらい入れて、
もちろんミルクも入れたから。
見ていた映画にもコーヒーの登場は少なかったような気がするし
そもそも意識していなかったからかもしれない。
大人になるにつれ映画に出てくるコーヒーやタバコが増えたように思えるのは、
自分の見る場所が変わっただけなんだろうか。
そういえば初めて作ったブログのタイトルも
「コーヒーには砂糖とミルク」だった、
今書いてて思い出した。
(その頃からずっとlivedoorブログだった、※ 既に削除済)
このHPで今アップしているところの、
OL第一期で、やたら私は
コーヒーが苦いということに言及している。
それでもコーヒーを飲んでいる。
また書いてて思い出した。
最初、私にコーヒーが近づいたのは、
お茶漬けやのアルバイトをしたときだった。
そこに、長く勤めているひと回り上の女性がいて、
休憩がてらおいしそうにタバコを吸い、
スタバとかけ持ちでバイトをしていた。
いつも水筒のようなもの(だから多分タンブラー)に
スタバのホットコーヒーを入れ、タバコ同様、おいしそうに飲んでいた。
その人とは仲良くなり、
話の合間によくスタバのすばらしさを語ってくれた。
へ〜 コーヒーっていいものなんだなあ
そこでコーヒー(+スタバも)の印象みたいなものが
自分の中にはじめて芽生えた気がする。
それ以降は、とくにこれといった出来事もなく、
でもコンビニでコーヒー(やカフェオレ)が買えるようになったのは
大きく関係しているかもしれない。
派遣社員として勤めた、最初の職場で
苦くても(つまりおいしいと思えなくても)
私がコーヒーを飲んでいるのは、
眠気をなんとかしたかったため。
だから、自分のなかで、
目を覚ます必要があったのだと思う。
まだOLブログの引っ越しは序盤も序盤なので、
これから自分とコーヒーの付き合い方がどうなっていくのか、
私にもわからない(覚えていない)けれど、
少なくとも、30代前半で、家でもコーヒーを飲むようにはなっていた。
= 起きなければならなかった
目覚めのためのコーヒーを口にするようになったのが会社だったので、
最初はたしかインスタントだったものが、
どうせならば少しずつおいしさを追求するようにもなり、
こだわりが加えられる。
\当時インスタントでたどり着いた一番のおすすめ/

家でコーヒーのおいしさを求めるようになるということはつまり、
豆を挽き始める
ということだ。
こういう、クリアタイプのドリッパーに、
一応体に気を遣って無漂白のペーパーをセットし、
↑ どちらも愛用中。検索で同じ商品が出ない場合は検索キーワードに「101」を足してみてね
そこに、コーヒーの粉を入れる。
自分で豆を挽き始めようとした初心者が必ず通る道はこれじゃないだろうか。
ポーレックスの、コーヒーミル!
はじめてこの商品を見たのは
一人暮らしをしてる友だちの家だった。
「コーヒー飲む?」
と軽く問うてきた彼女が
「うん!」という回答を受けて
おもむろに銀色のこれを持ち出してきた時の驚き。
慣れた手つきでそれを回し音を立てたときの恍惚。
以来、あこがれていた。
そう。初めては、大は小を兼ねたい。
あと、ぜったいおしゃれでなきゃならない。
アウトドアにも持って行けるし、コーヒー豆を挽いているという実感。
アウトドアしないくせにもう1度)なんてったって外にも持って行けるのがいい。大きさもいい。
片手で掴んで、片手であの上の出っ張りをぐるんぐるん回す。
すると筒のなかでゴリゴリ豆がしっかりと挽かれていく、その振動が手のひらにも伝わる。
ああ、私、
今から飲むためのコーヒーの豆を挽いている
という実感
※ セラミック製、丸洗いができることもポイントだし
※ 筒の中に隠れているつまみで、こまかい粒度調整もできる
豆を挽くたびに心がはじける。
今からこれを飲むんだよという下準備。
そんな暮らしがはじまった。しばらくは——
しかし、
日常ともなると
だんだん、面倒になった。
たぶん、根がおしゃれじゃないのだ。
根が、ていねいじゃないのだ。
その後、職場の先輩から譲り受けた
電動コーヒーミルでその快適さを知り、
壊れてしまった後も自分で別のものを買った。
電動のミル/グラインダーを探すのは初めてだったので、いろいろと調べた。
ミルとグラインダーの違いとかも読んだけど、今何も覚えていない。
フルスイングならこれ↓を選ぶんだろうが(すてきな喫茶店とかでも使われてるプロ仕様のやつ)
電気屋でいろいろと実物を見て、メリタの電動グラインダー(←amazonリンク)を選んだ。
キッチンに置きっぱなしにするだろうから、見た目がなにより大切で
それを、2度目の東京暮らし(後半) → 地元 → 3度目の東京暮らし の中で、
ずーーーーーっと愛用していた。
豆はその時々で違っていたけど、だいたい以下のような感じ。
・無印良品のコーヒー
たしか去年か一昨年に内容・価格ともに変わってしまって、
以前のものなら「ミディアム」か「ダーク」がお気に入りだったけど、
新しくなってからのは「ライト」がブラックでも飲みやすくておすすめ。
※ 一杯分のドリップバッグもあるので、試したい方はぜひ。
・徳島県の珈琲焙煎「aalto coffee(アアルトコーヒー)」のコーヒー豆
これは近所に偶然、取り扱ってるお店があったので買えたものの、
ネットだと店舗のHPを見てみていただくのが一番よいかと思います。
2025年4月現在:4,000円以上で送料無料、豆200gで900円(!)だそうで
ぜったいこだわっていてすんごくおいしいのに、価格が良心的なのは本当に土下座。
しかし
今3度目の東京を出て、
また地元に引っ越したりなんだりしている中で、
まずなかなかミルを段ボールから出してくるまで時間がかかり、
その間に、
すでに挽かれた豆のありがたみも、
ドリップバッグコーヒーのありがたみも、
改めて知ることになった。
(引き続き豆のコーヒーも消費期限が少し長くもつという点でもちろん
2025年3月の今、
これを愛飲しています。
ドトールの、バラエティパック

※注: これをアップする1ヶ月の間に、内容・パッケージ共に変わってしまいました。
おいしい。
& 楽。
おいしい。
近所のスーパーで300円くらいで買えて8パック。
ネットだと大量のしか見つけられなかった。一応 ↓
※注: これを書いてアップする1ヶ月の間に、内容・パッケージ共に変わってしまったのですが、
私はAmazonで40Pのものを買ってみました。一番変わったなと思うポイントはドリップバッグが(容器によっては)お湯に浸かってしまうところだけど、
おいしさにそんなに違いを感じなかったこと、たとえばAmazonの定期便を使えば約1,117円=1杯約30円くらいで飲めるからです
以上が、今のところのコーヒーの道。
こうやって書いてみて、
たぶんしばらくしてまた思い出すこともあるんだろう。
みなさんは、コーヒーとどのようなご関係ですか?
人とコーヒーが近づく(または近づかない)背景には
それぞれのストーリーがあるような気がしてならない
2025年3月末

〜最後に映画もあわせて〜
大学の課題にも使用した映画。
サンキュー ジム・ジャームッシュ
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