ひさしぶりの同級生に緊張しつつも電話をかけた。
夜8:30(30分はかけるのに躊躇していたため)になり
「夜遅くにごめんね」と断りつつ、
しばらくすると友人の近くからヒソヒソ声が聞こえる。
息子二人だ。
「なんか、おやすみを言いに来たらしい。」
と電話口のYが言う。
Y「ひろこだよ。覚えてる?」
すると長男が言う。
「ひろこさん??」
この、わかるだろうか。
私の思う子供(幼少期)というのは、
暴れているか、恥ずかしがり屋かのどちらかだ。
母親の側で、うわぁああああああ!
となって何も聞いていないマイペースタイプか、
「挨拶は?」とか言われてももじもじしている
ずば抜けたシャイタイプ。
だから なかなか会話をしようとしても相容れない、
というのが子供に抱くおおむねの印象で、
しかし友人Yの子は、
ジェントル
だ。
すっかり忘れていたが、
その切り返しを聞いて胸の高鳴りが始まる。
Yの子は私の名をたとえ覚えていないとしても
「おぼえてなーい!」
とか言わない。
黙って首をかしげることもしない。
ただ、「ひろこさん?」。
それだけ。
友人もたくましいもので、
その長男に電話を代わってよこす。
わたし「今から寝るの?」
ジェントル「うん。」
わたし「いい夢見てね。」
引き続き私のイメージ内の子供なら、
ここで「うん。」となって母親にすぐさま電話を代わる。
しかし彼はちがう。
「怖い夢を見ることがある。」
いい夢見てね、とか言われて、
何それ〜!!ギャハハはははとかじゃない。
怖い 夢を 見ることも ある
総じて、友人Yの長男は、ジェントルだ。
先日の電話で、そのことを思い出した。
うん、ジェントルに年齢は関係ないらしい。
〜〜 おまけ 〜〜
「どんな夢?」
怖い夢を見ることがあると聞いたら、
どんな夢かと聞き返す。
「ん〜とね〜、川に落ちる夢。」
私は私で始まった会話を
「そうか〜」では終わらせない。
「その後、、どうなるの?」
すると彼はこう答えた。
「助けてもらう。」
〜〜 おまけ 2 〜〜
横では次男が
「ぼくもこわい夢みることあるー!」
と大きな声を出し、
同じくどんな夢かと聞くと、
「海に落ちる夢。」と答えた。
レジャー兄弟
2025年3月
写真はぜんぜん関係ないけど、
ビー玉を握りしめたまま眠りに落ちる敦子さん家の息子。
つまり、ビー玉ボーイ

(あ、敦子さんにまつわるエッセイをまだ上げられてないけど、まあいいか)
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