ある日の朝の試み

 
最近、津村記久子さんの本を読んでいる。
小説づいている。
だから今日の朝、給湯室にいた上司を、
自分の中の小説のその中に登場させてみる。

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今朝、給湯室にいくと、上司の××さんがいて、
正方形の窓の外を眺めながらネクタイを直していた。
コップをもって現れた私を見て少し慌てた様子でオフィスへ戻っていく。
おはようございます、とすみませんを言ってシンクでコップを洗いつつ
さっき××さんの見ていた窓の外を私もなんとなく見てみる。
たしかあの上司は面接の時
 
「このオフィスはビルの高いところにあるので景色もいいんですよ。
 ただ私は高所恐怖症なんで毎日憂鬱です。」
 
と言っていた。
離れたところから見れば30mほど離れたホテルの窓しか見えない。
窓だけなら、高いところから見ても大丈夫なのだろうか。
洗ったコップをもって朝の頭で考える。

今日は小雨で、外も頭もぼんやりしている。
 

窓から見える雨

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